まっさらな目で見てみましょう

【7月16日 連続投稿1943日目】

改善業務に携わっていると、よく聞く言葉があります。「過去こう だったので」「昔やってダメだったので」
どうしても過去にとらわれて、そこから思考が停止したかのように 改善の手を止めてしまっている状況になっているんですよね。
ではどんなことを過去やったのか聞いてみても、相当こだわって検 討した形跡が見られない。表面だけを撫でて結果が出なかったので終わりにしてしまっている。散見される事例です。
気持ちはわかります。それが引き継がれてそういうものだ、と何も 考えずに受け入れて仕事をする。目先の忙しさを理由に改善するこ とすら忘れてしまう。

そんな時に新入社員が入ってきて、まっさらな目で見ると、無駄な ことがあぶりだされることは多々あります。先日は、意味も分から ずデータを手書きにしていたが実はそのデータは何にも活用されていないものだった、そんな事例 を目にしました。つまり長年、なにも活用されないデータを手書き する仕事を疑いもなくやっていたことになります。
それを新入社員が見つけた時の、先輩従業員の表情たるや・・・ご 想像にお任せします。