弱い結び付きと強い結び付きと。バランスをとりましょう。

【連続投稿466日目】

「弱き紐帯の強さ」

このブログでも何度も登場している言葉です。1973年にスタン フォード大学社会学部教授のマーク・S.グラノヴェターが論文で発表した社会ネットワークの 概念です。

 

会社や職場などの強い紐帯でつながった人達は、価値観が似通って しまうため何か新しいことが生み出しにくい。しかし、弱いつながりは価値観やライフスタイルが全く違う者同士 の集まりなので、今まで知らなかった情報や考え方に触れることができます。

 

では、弱き紐帯だけを複数持っているだけでよいのか、と言われると違和感を感じます。多くの人的ネットワークを構築できる一方で、結びつきが弱いネッ トワークだけでは、自分の軸がどこにあるのか分からなくなってしまわないでしょうか。中途半端な感じになってしまいそうです。

 

軸となる強いつながりに加えて、弱い紐帯を複数持っておくこと。 また弱い紐帯の中でも弱さの強弱があるでしょう。

 

つながりの弱さや自分が置かれている状況に応じてつながりをうま く使えばよい。

 

あくまでも主体は自分です。紐帯に絡み取られないように、バラン スを取ってうまくコントロールしてくださいね。