名選手必ずしも名監督ならず、とは言うけれど。

【連続投稿765日目】

 

名選手、必ずしも名監督ならず。

 

プロ野球界で言われ続けてきたジンクスみたいなものです。現役時代どんなに活躍しても、監督になったら現役時代に匹敵するような成績を上げられないことが多い。それを一言で表した言葉です。

 

これは別にプロ野球だけに限らず、どのスポーツ界、ビジネスでも同じですよね。プレイヤーとマネジャーは全く違います。どんなにプレイヤーが優秀でも、マネジメントができるとは限りません。

 

天才的な発想で新しい商品を開発する技術者が、組織をまとめる立場になったとたんその組織からは全く新商品が生まれなくなることは多々あります。

 

対策があるとすれば2つ。

ひとつは、マネジャーにならない。

もうひとつは、組織をまとめるのがうまい参謀をつける。

 

マネジャーにならない、とは、あくまでもプレイヤーとしてその道を究める。職人的な生き方。

後者は、マネジャーになっても、苦手な部分は参謀に思い切って任せる。

本田宗一郎藤沢武夫の関係。

 

どちらが良いというわけではありません。ただ一番の不幸は、参謀がいないのに苦手なマネジャー職になってしまうこと。そして、苦手だと自分では認めず、動かないメンバーにいら立ってしまい、組織の雰囲気を悪化させること。そうなると良質なアウトプットは見込めません。

 

私は完全に後者です。出来ないところ、弱いところは思い切って人に任せます。それでいいと思っています。