レミゼラブルが自分を変えた

【連続投稿816日目】

 

自分自身を変えた本と言えば、間違いなく「レ・ミゼラブル」です。

 

ja.wikipedia.org

 

ひとりの囚人が、聖人として生涯を終えるまでの大河物語。根底には無償の愛、利他の精神が流れています。

 

この本に出会ったのは、10数年前。それまで耳にしたことはあっても、あまり興味がなく手にすら取っていませんでした。ある時古本屋で吸い寄せられるように手にしました。セレンディピティとはまさにこのことなんでしょう。

 

ページを繰る手が止まらず、5巻にわたる巨編を一気に読みました。

 

何より心打たれたのは、どんな苦境にあっても、ひとりの人を守り通そうとする主人公ジャン・バルジャンの献身的な姿勢。

好き勝手に生きていた自分を恥じました。

 

それ以来、ジャン・バルジャンは心の師匠であり続けています。

 

稲盛和夫の「生き方」を読むと、どうしてもジャン・バルジャンが脳裏をかすめてしょうがないのです。

それは、「人間として一番大切なこと」を切々と訴えているからでしょうね。