はなさかじい。久々に触れた古典。

【4月21日 連続投稿1914日目】

 

昨日、何十年ぶりにはなさかじいさんの話を読みました。「はなさかじい」(松谷みよ子西村繁男)。はなさかじいさんは、たくさんの本が出ていますが、本によって微妙に内容が違うそうです。これは昔話あるあるですよね。

今回手に取った「はなさかじい」。最初のページを開いてまず「こんな感じで話が始まるんだったんだ」と改めてびっくり。大まかなストーリは記憶にあるものでしたが、なかなか悲しい話でもありますね。ただ、最も印象深かったのは、最終ページ。意地悪なおじいさんがお殿様に怒られて家に帰っていく姿。それを温かく迎え入れる意地悪おばあさんの優しい顔。

こんな表情をするんだ、こんな終わり方をするんだ、と感じました。

 

どんな人でも、温かく迎えてくれる場があるんだよ、と松谷さん、西村さんからのメッセージなんでしょうね。