もっとよくできないか。自問自答してこそ前へ進む。

【連続投稿561日目】

 

仕事が一区切りすると、いつも「もう少しできたんじゃないか。」「もっと違うやり方を提案すればよかったのではないか」と反省してしまいます。

それで嫌悪感に陥ることはほとんどないのですが、「本当にベストを尽くしたのか」と自問自答してしまう自分がいます。

 

「これ以上は診断士の領域じゃないからしょうがないよ」と、以前言われたことがあります。もちろんそうなんです。そうなんですが、本当にそれで納得してよいのか。もっとご支援先が納得して、行動に移してもらえる提案はなかったのか。その提案を実行するフォローまでできなかったのか。

 

政治は結果だと、ある政治家は言っていましたが、経営もその通り。全ては結果として現れてきます。その結果がいつ、どういった形で出るか。いや出現させるようにどのようにご支援していくか。

そのための自問自答は続きます。もっとよくできないか。その思いがあるからこそ次の案件はさらに改善をして取り組むことができるのです。

 

ここまで書いて、あるフレーズが頭に舞い降りてきました。

 

「だからこそ我々は、前へ前へと進み続けるのだ。流れに立ち向かうボートのように、絶え間なく過去へ通し戻されながらも」

 

グレート・ギャツビー」(村上春樹訳 2006年)の一節です。

 

押し戻されながらも前へ進むしかないんですよね。