【連続投稿757日目】
最近、キングダムにはまっています。
紀元前3世紀の中国。500年にわたる春秋戦国時代、のちに始皇帝となる秦王と秦の大将軍となる李信の物語です。人間味あふれるキャラクター、戦略、戦術を解説しながら、全体を俯瞰した合戦シーン。国同士の駆け引き。ページを繰る手が止まりません。
中国大陸で、のちの始皇帝が統一に向けて戦っている同じ時期、地中海ではイタリア半島を統一したローマが、北アフリカの強国、カルタゴと戦っていました(ポエニ戦役)。
紀元前221年始皇帝中国統一から3年後には、あの有名なハンニバルがアルプスを越えてイタリアへ侵攻します(第2次ポエニ戦役)。
ひとつの地域の歴史だけを見ていたのではわからない。地球儀を俯瞰し、横のつながりに目をやると、同時代に東と西で巨大な統一勢力ができていたというのは、非常に意味深いものがあります。
ローマ帝国と中国はシルクロードを通じて交易があったので、それぞれの情報も伝わっていたのでしょう。
出口治明さんは、「日本史というものはない。」と言っています。世界史の中で日本を位置づけることが本当の理解になるのだと。
こうやって紀元前の中国と地中海に思いをはせる。壮大なロマンですね。