【連続投稿1025日目】
麦は踏まれて強くなる。人口に膾炙した言葉です。
これを実践したのが、先日亡くなった小嶺監督こと、小嶺忠敏さん。長崎の高校サッカーを全国レベルに押し上げ、高校サッカー界の神様です。
普通のことを考え、普通のことをしていたら、普通のことしかできない。人が1時間やるならこちらは2時間やる。サッカーも他校が3時間やるならこちらは6時間練習する。
原点は、小さい頃、麦畑で麦踏をしている母親から、踏まれた麦は上を向いてすくすく育つ、と教わったからだそうです。人間も同じですよね。若い頃に苦労をすればするほど将来大きく育つ。
その原体験があったからこそ、長崎の一地方、島原商業や国見高校といった県立高校を全国優勝させたのでしょうね。
単純に時間を長くやればいいというものではありません。それでも麦を踏むかのようにのたうち回る時間も必要なんでしょう。