【連続投稿1357日目】
「政治でも経済でも、もう一度チャンスを与える敗者復活がヴェネチアの基本政策だった。資源のない小国で人間を活用するしかなかったからだ」by 塩野七生
人しか資源を持たない組織では、ある程度の失敗を許容して、チャンスを与えることが大事だと、塩野七生風に伝えています。
一度失敗したらそれで終わり。失敗を許さない風土ですと、誰もが恐れて大胆な案や行動が見受けられなくなります。
いくら人以外に資源があったとしても、それをお金に変える活動をするのは人間です。
以前ある組織の長がこんな発言をしました。「お前ら全員入れ替えたら、売上があがるだろうな!」まぁ、今の時代ではパワハラまがいの発言です。発破をかけようとしただけかもしれません。ただ人を育てようともせず自分に責任はない、部下が変われば売上が上がると思い込んでいたなら、大間違い。
失敗を許さない自分自身のマネジメントスタイルに真因があることを、本人は気づいていないのでした。
皆さんは、たくさん失敗していますか?