【連続投稿1631日目】
1823年、イングランドの有名なパブリックスクールであるラグビー校でのフットボールの試合中、ウィリアム・ウェッブ・エリスがボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出した。
人口に膾炙したラグビーの起源です。当時のフットボール(サッカー)は手を使うこと自体は反則ではなく、ボールをもって走ることが反則とされていたようです。
原始フットボールとしては中世イングランドにさかのぼります。村と村の対抗競技として数千人が手足を使い、1点を奪い合うお祭りだったそうです。
大英帝国発祥なので、イギリスに関係する国々が強いのは想像に難くありません。
ちなみに日本では、1874年横浜でイギリス船員によるプレーが最古の記録です。
エドワード・B・クラークと田中銀之助。
この二人が、慶應義塾にラグビーを伝えました。1899年のことです。
クラークは、横浜生まれ。在日外国人向け私塾を卒業後ケンブリッジ大学に留学、そこでラグビーに打ち込みます。帰国後慶應義塾で、英語教師として働く傍ら、ラグビーを塾生に教えていきます。
田中銀之助。現在の開成中学に一次在籍、その後学習院中等科へ。留学準備のためにクラークが通っていた在日外国人向け私塾に入学します。そして、ケンブリッジに留学。帰国後は実業家の道へ進みながら、クラークと共に慶應義塾にラグビーを教えていきます。
ちなみに、早稲田は1918年創部、慶應義塾、京都三高、同志社に次ぐ4番目。明治は1922年創部。
歴史を掘り下げると、ワクワクしてきます。
さぁ、あれから4年。ラグビーワールドカップ2023、フランス大会の始まりです。