どうする家康が終わりました。

【12月19日 連続投稿1790日目】

NHK大河ドラマ「どうする家康」が12月17日に無事最終回を 迎えました。名前は誰もが知っている日本史上の偉人。だからこそ ドラマとしてどのように描くのか非常に難しかったと思います。
ネットでも賛否両論ありました。しかしその答えを最終回、小栗旬 演じる黒衣の宰相南光坊天海のセリフ。「かの源頼朝公にしたって 、実のところはどんな奴かわかりゃしねぇ。周りがしかとたたえて 語り継いできたからこそ、今日すべての武家のあこがれとなってい るわけで」天海は、家康の神格化を推し進めた人。現在我々が知っている徳川家康ものちに作り上げられた虚像かもしれません。 だいたい歴史上の人物なんていうのは、実際のところどういった人 かはわからない。立派な人間として後代に伝えようとするのはいつの時代も常の事です。
最近はSNSで、自分自身を背伸びしてよく見せようとする人がたくさんいるのも、同じようなものですね。
なので、今回の徳川家康は、前半とことんダメっぷりを見せて、基本その性格は変わらないものの状況に応じて対応を変えることで生き延び天下を取った。自分一人で取った天下ではなく、周りのサポ ートがあったからこそ成し遂げられた偉業。そのように家康を解釈して描いたわけです。
解釈するのは自由です。それについて正解も間違いもありません。 あまりにも偉人すぎる人に対して、こうした挑戦をしたことを純粋にたたえたいと思います。