不可能という文字があるかないかは置いといて。

【連続投稿1288日目】

 

「わたしの辞書に不可能という文字はない」と、本当に言ったかどうかはわかりませんが、ナポレオンの言葉としてあまりにも有名ですよね。

 

最初に聞いたときは、傲慢だな~と思ったものです。しかし不可能はないことの裏返しで「どうすればできるか」を考えていたのだろうなと。未来をイメージし、そこに向かって実現するために何をすればいいのか。そうした発想です。

現状の延長戦で考えれば、「それはムリ」と思ってしまうことも、未来からバックキャスティングして考えることで、不可能なことはなくなる。どんなに難しいことでも、最初からできない、とあきらめるのではなく、「ではどうすればいいのか」。

こうやって考えるからこそ、「不可能という文字はない」との発想につながっていったのではないか、と勝手に想像してしまいます。

 

 

無意識の意識化。さざ波を起こす。

【連続投稿1287日目】

 

毎日の習慣にさざ波を立てることで、気持ちがリセットされ新しいアイデアが突然浮かんできたり、考えがさえたりしたことはありませんか。

 

例えば、毎日右足から靴下をはく習慣があるとします。これは無意識に右足を出しているわけです。そこで意識して左足からはいてみる。無意識に行っている行動をいったん止めて、そこに意識を盛り込むことで、無意識が刺激される。刺激されることで今まで表に出なかった考えが表出されてくる。

 

こういう効果があるそうです。

 

ラグビー五郎丸さんの、キックする前のポーズから一躍有名になったルーティン。キックを成功させるために思い思いの動作を行ってキックします。その流れはおそらく無意識に行っています。無意識でも体が動くように身体知となっています。この状態のものをあえて変えることが妥当かどうかは議論があるでしょう。

 

ただ、今までのルーティンでは感覚に合わなくなってきたのであれば、当然意識して新しい動きを試そうとするはず。これは無意識の意識化。波風立たない水面に、あえて石を放り込む。

 

無意識とまでは言いませんが、惰性でやっているような仕事に、あえて波風を立ててみることで、新しいものが生み出される。

 

無意識の意識化。新たな扉が開かれるかもしれませんね。

貯め込むだけでなく先行投資を。

【連続投稿1286日目】

 

苦境から脱して、事業を持続的に成長させるために、税金からなっている補助金を申請する。無事採択されて、事業計画通りに実施する。そして事業を回復させて利益をしっかり出して、今まで以上にしっかりと税金を支払う。支払った税金は、苦境に陥っている他の事業者の成長を助ける一助となる。

 

こうやって補助金を捉えると、自社の事業を発展させるために必要な資金であるととともに、社会に貢献するための先行投資の意味合いがあります。

ただ単にお金がもらえるから申請しよう、ではなく。もっと大きなお金の循環、ペイフォワードの要素が含まれる大局を見ることができる人が、必要となります。それが経営者かもしれませんし、経営者に伴走する士業の方かもしれない。

 

これは何も、補助金だけではありません。無借金経営がほめそやされる傾向にありますが、逆に言えば投資をしていないことになる。お金は貯めていては増えません。増えないのは、お金だけでなく、売上、事業規模、お客様、社員、新商品。こうしたものも増えていかない。

 

未来への投資と考えるか、ただもらえるだけのものと捉えるか。この違いは事業が成長するかどうかの点で、天と地ほどの違いがあります。

 

未来志向で、しっかりと投資し、回収し、成長していく思考法を常に持ちたいと思っています。

 

自分の目で見て考え、行動する。

【連続投稿1285日目】

 

物事を色々な角度から見ることで全体像をつかむことができます。

ただ、どうしても一方向からだけを見て、あたかもそれが全体を見ているかのように錯覚する場面が多々あります。自分もそうした経験を持っています。よく子供が「みんなそういってるよ~」というあれですね。「みんな」とはおそらく自分の周りの友達2,3人が言っているにすぎません。それを「みんな」と置き換えてしまう、あれです。

 

全体像を把握するには、様々な角度、様々な意見に耳を傾ける必要があると思っています。正解がない時代において、それでも正解を見つけるなら、なおさらです。

「あのひとはあんなこといっているけど、その背景は何だろう?」「自分がその意見を持つとしたら、どう考えるだろう?」と、自分事としてとらえてみて、自分の目で見て、考えて行動してみる。

 

SNSで同じ意見を持った人だけのコミュニティが出来上がり、空中戦を繰り広げている。断絶した時代において、地道に自分の足を使って情報を取りに行くことが、結局は糧となっていくと確信しています。

何かあればすぐに連絡を取り合える状態に。

【連続投稿1284日目】

 

ひとつの情報だけに振り回されていませんか?

現地に行って確かめようとせず、一回の電話でやり取りした情報だけで「あーでもない、こーでもない、だぶんそうだろう」なんていう会話をしている時間が、もったいないですよね。

一目現地に行って確かめればそれで解決するなら、現場に行って確認したいですよね。

 

遠方でなかなか現地に行けないなら、複数の人に電話して確認はしたいですよね。もしくはSNSのDMでもいい。不測の事態に備えて情報ソースは複数事前に用意しておきたいものです。

 

準備が8割、といいます。準備をしっかりしておけば8割のことは カバーできる。後の2割は、当日起きるハプニングを最小限に抑える対応力。ただこの対応力も、準備をしっかりしたから可能となる力。

 

ひとつの情報だけで振り回さるのは、準備不足といわれてもしょうがないですね。

 

日頃から、人的ネットワークの構築に努めていきたいものです。

苦手を克服するより強みの強化を

【連続投稿1283日目】

 

歌とダンスに集中し、作詞作曲はその道のプロに任せた。

「やりたい気持ちはあったけど、中途半端なものしかできないのがわかっていたから」

 

苦手なことはあえて克服しようとせず、思い切って得意な人に任せる。その時間を強みを磨くこと、付加価値を付けて提供できるものに注力する。

 

強みに集中すること。本来やるべきことに集中すること。経済学のリカードの法則ではありませんが、仕事をするうえで時間を有効活用するための大切なスタンスだと思っています。

 

学校の勉強であれば、苦手科目を克服することは必要でしょう。しかし仕事はまた別です。スキル的なことは勉強すればよい。ただでさえ忙しい社会人。本来やるべきこと、自分の強みを磨くことに貴重な時間を振り分けたほうが良い。

 

そうすれば、苦手なことがあっても劣等感を持つ必要がなくなります。苦手なんだから人に任せればいい。こう考えたらものすごく気分がよくなりませんか。

 

ちなみに冒頭は、2018年引退直前の安室奈美恵さんが、ある雑誌のインタビューで答えた言葉。自分の強みをちゃんとわかっていたから、それ以外のことはやらなかった。

 

ムダに、苦手克服しようとしていませんか?

 

サーバントな関係であるために

【連続投稿1282日目】

 

サーバントリーダーシップ。従来の支配型と比較して、「支援型」のリーダーシップで、部下の能力を肯定し、お互いの利益になる信頼関係を築くといったスタイルを取ります。組織のメンバーの能力を最大限に引き出す環境づくりに奉仕する、そういった意味合いも含まれています。

 

価値観が多様化して、テレワークが広まった状況で、上司が命令を出して部下を支配する従来型のリーダーシップでは、コントロールできなくなっています。部下が自ら考え納得感をもって自主的に行動できるよう促す。それがサーバントリーダーシップが求められている背景でもあります。

 

相手の話をよく聞く、傾聴が必要だと言われます。確かにその通り。相手の話を聞いて対話し、納得が得られる方向性を導き、その成功を喜ぶことができる。コーチングみたいですね。

しかし最も大事なこと。それは、自分自身の声も聴くことです。

自分は何がやりたいのか。なぜそれをやりたいのか。とくにこの「なぜ」の部分。ここをとことん掘り下げていくことが、自己理解につながり、ひいては他者理解にもつながっていくのです。