人材育成の面白い例え

【連続投稿1396日目】

 

自然性、可燃性、難燃性、消化性。

 

最初聞いた時は化学の話かと思いました。

しかしこれは、人材育成についての文脈で出てきた言葉です。

 

自然性とは、ほっといても自ら動いて新しいことを生み出そうとする人。

可燃性とは、きっかけを与えれやれば、動き出していいパフォーマンスを発揮する人。

難燃性とは、なかなか動こうとしない人。

消化性とは、足を引っ張る人。

 

イノベーション人材を生み出すためには、可燃性の人たちにどうアプローチするかが必要だという論調でした。

 

ヒントのひとつは、多様性。様々な立場、行政、大学、産業など現在属している組織、属性と全く違う人たちとのコラボレーションによって、モチベーションに火をつけることができるということでした。

これは120%その通りだと思っています。組織で眠っている人材もきっかけがあれば動き出すもの。人それぞれの特徴を生かして活躍できる場はいくらでもあります。

 

難燃性、消化性についての人材論は、言及していなかったのが残念ですが・・

やりたいことをやって過ごしていく

【連続投稿1395日目】

 

2022年7月に公開された日本の平均寿命は、男性81.47歳、女性87.57歳。健康寿命(2019年)は男性が72.68歳、女性75.38歳。健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間、と定義されています。

 

健康寿命の延伸をし続けることは大事ですが、仮に今50歳の人が健康に生活できるのは残り20数年しかないわけです。社会人になってから今まで過ごした時間よりも短い。それを考えればあっという間に時間は過ぎてしまいます。

 

こうやって考えたら、やりたくないことを嫌々やっている時間が非常にもったいなく感じませんか。やりたいことだけをやって、ストレスなく過ごすことができたら、結果的に健康寿命が伸びそうです。

 

人生残り少ない時間、やりたいことだけをやって過ごそう、って贅沢でしょうか?決してそんなことはないと思っています。そんな甘いことを言うな、というお叱りが聞こえそうですが、そんな人の意見は聞かなくてもいいんですよ。結局は自分の人生ですから。嫌々仕事をしながら日々過ごし、定年してからやることが全くない人生のほうがよほど時間を無駄にしていると思います。

 

だから私は、やりたいことを優先してやっていきます。

正解がないなら、自分が作りだせばいい。

【連続投稿1394日目】

 

正解がない時代、とよく言われます。正解がないということは、正解が存在しないこと。もっと言えば自分で正解を作り出すことができること。

 

正解を自分自身で作るにはどうすればいいのか。それは現地現物現人のいわゆる「3現」と「仮説⇒実行⇒検証」のサイクルをまわし続けることだと思っています。

 

自分自身で考えて仮説を作り、それを実行する。実行する際は現地に赴き、実際に現場を見て、状況を人と話をしながら確認、検証する。

 

このサイクルを繰り返す習慣をつけることで正解を作りだすことができます。

 

ここでいう正解とは、当然自分以外から見たら不正解でしょう。否定されることもあるでしょう。しかし。

 

「もちろん、マイナスな意見も大事。でもそれを受け止めた上で、正直に素直な気持ちで歩けるのは、最初に自分が選んだ道」安室奈美恵

 

この気持ちで、否定的な意見は受け止めたうえで、自分の気持ちに正直になり、自分が正解だと思うことを進めればよい。

 

VUCA時代はチャンスそのものです。

 

 

常にイメージできていますか。

【連続投稿1393日目】

 

何事もイメージすることって大事だと思っています。成功するイメージ、失敗してもそれをリカバリーするイメージ。前向きに仕事や物事を進めていく上で、プラスのイメージを持つかどうかで、成否は変わってくると思っています。

 

しっかりイメージしてそれを前もって祝うのが予祝。イメージした未来に向かってではどのように進んでいくか自発的行動に落とし込むのがコーチング。もちろん経営戦略的にも、将来像をイメージして、数字や具体的行動に落とし込んでいきますよね。

 

逆に言えば、イメージできないものについて、行動はなかなかできない。

 

「イメージできないものに関心はもてません」安室奈美恵

 

ファンに喜んでもらうために、歌いながらダンスをする。しかし喜んでもらえるイメージが湧かない歌やダンスならやる意味がない。それ以前に関心がない。常にファンが喜ぶイメージを大事にしていたからこその言葉なんでしょうね。

 

この言葉から学べること。喜んでもらえる相手の笑顔や感謝の言葉をイメージして仕事をしましょう。感謝されるような仕事の進め方をしているか常に自省しましょう。

「平成の歌姫」の言葉から。雑感。

【連続投稿1392日目】

 

人のふんどしで仕事をすることを否定しません。ある程度誇張して自分自身の成果を「見せる」ことも大事だと思っています。ウソはダメです。それは信頼を損ねるから。

 

せっかく頑張ってやったのに、自信なさげに報告して、本来得られる正当な評価が得られなければもったいない。

 

「自分のやりたいことがあって、それに対して100%の自信があるなんて私も稀。常に迷いもあるから。でも、そんな時はハッタリもすごく大事かなって。」

 

あれだけステージで自信満々に歌い踊る安室奈美恵だって、100%の自信があるなんて稀だそうです。どんなに練習や準備を重ねても100%自信をもって臨めることは珍しい。ハッタリをかますことができるのは、積み重ねたものがあるから。こう言っておけば、こう振る舞っておけばなんとかなる、そうした経験値を積んでいるから。

 

それは安室奈美恵だからできるんでしょ、と言わないでくださいね。そう思うならこの言葉を贈ります。

安室奈美恵には誰もなれないし、私も他の誰かになれないし、その必要もない」

壁にぶち当たったときのヒント

【連続投稿1391日目】

 

スランプに陥ったとき、何か不安になったとき、対処法は人それぞれだと思います。その場にとどまってぶつかっていくこともあるし、他のやり方を考えることもあるでしょう。極端な話、そこから逃げることだって、選択肢の一つとしてあっていいと、私は思っています。

 

「私の場合、自分の中で不安だったりスランプだと思う時は、とにかくそれをやり続けるんです。そこで何かを見出さないと毎回同じ壁にぶつかっちゃうから。」

 

同じ壁にぶち当たらないように、とにかくそれをやり続ける。結構つらいと思います。真っ暗闇の洞窟をさまよっているうちに、一筋の光が見えて、それがだんだん大きくなり、地上に出ている。ある方は「のたうちまわれ」と表現していましたが、上記の言葉と本質的には同じです。

 

みなさんは、壁にぶち当たったとき、どうしていますか?

経営理念について雑感

【連続投稿1390日目】

 

色々な会社で経営理念を掲げているところは多いと思います。どれも内容は素晴らしい物ばかりです。

ただ、内容が素晴らしくても、それを実行しているのとは全く違います。経営者がそれを体現しているのか、事業計画との整合性は取れているのか。従業員や取引先に浸透させるよう工夫しているのか。

 

浸透させるために唱和をさせる会社があります。このこと自体は悪くない。しかし唱和することが目的となっていないでしょうか。経営理念は日々の仕事っぷりまで浸透されて初めて生きてくるもの。唱和するだけでなく、経営理念の裏に隠された思いや考え方までをしっかりと理解する必要があります。

 

複数項目があるならそれを分解し、書かれている意味を考える時間を取って、従業員でディスカッションするとか。社長と従業員がコミュニケーションを取る際に、経営理念の想いを伝えるとか。やり方はいくらでもあります。

大事なのは、とにかくしっかりと会話すること。自分の考えを押し付けるのではなく、従業員の声にも耳を傾ける。その上で経営者としての自分の想いをしっかりと伝えることが大事なんだと、日頃思っています。