経営理念について雑感

【連続投稿1390日目】

 

色々な会社で経営理念を掲げているところは多いと思います。どれも内容は素晴らしい物ばかりです。

ただ、内容が素晴らしくても、それを実行しているのとは全く違います。経営者がそれを体現しているのか、事業計画との整合性は取れているのか。従業員や取引先に浸透させるよう工夫しているのか。

 

浸透させるために唱和をさせる会社があります。このこと自体は悪くない。しかし唱和することが目的となっていないでしょうか。経営理念は日々の仕事っぷりまで浸透されて初めて生きてくるもの。唱和するだけでなく、経営理念の裏に隠された思いや考え方までをしっかりと理解する必要があります。

 

複数項目があるならそれを分解し、書かれている意味を考える時間を取って、従業員でディスカッションするとか。社長と従業員がコミュニケーションを取る際に、経営理念の想いを伝えるとか。やり方はいくらでもあります。

大事なのは、とにかくしっかりと会話すること。自分の考えを押し付けるのではなく、従業員の声にも耳を傾ける。その上で経営者としての自分の想いをしっかりと伝えることが大事なんだと、日頃思っています。