新価値創造展2019 パネルディスカッション 経済価値と社会価値の両立 SDGsの企業実装

【連続投稿251日目】

 

東京ビッグサイトで新価値創造展が開催されています。

https://shinkachi-portal.smrj.go.jp/event/shinkachi2019/

 

昨日は「経済価値と社会価値の両立 SDGsの企業実装」と題したパネルディスカッションを聴講しました。

ファシリテーター

慶応政策・メディア研究科特任教授 横田浩一 氏

 

パネラー

株式会社ナカダイ 

代表取締役 中台澄之 氏
Green Earth Institute株式会社

代表取締役CEO 井原智人 氏
平和酒造株式会社 

代表取締役社長 山本典正 氏
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横田氏

SDGsはチャンス。

社会性を求める流れはますます強まる。
時間軸は長期、長期ビジョンが大切に。
意識の共有、社員教育が重要。
情報発信が大切

→知ってもらわないと企業価値が高まらない。

 

井原氏

http://gei.co.jp/ja/
 20年後の子供達に、化学品は何でできているか?と聞いたら植物、と答えてくれる社会を目指す。

 

中台氏

http://www.nakadai.co.jp/

廃棄物を集めるのは矛盾した行為。ごみが出ることを望んでいるから。より多くのごみを集めれば売り上げが上がるが、本当にこれでいいのかと考えた。
廃棄物を減らすために廃棄物屋ができることは何か。廃棄物の魅力を掘り下げていった。ここにパラダイムシフトがあった。
自社の魅力を見極めて、固定概念をなくして付加価値をつけていくだけ。これがSDGsの実装だろう。

 

山本氏

http://www.heiwashuzou.co.jp/

社会的に良いことは残っていく。それは間違いない。日本酒業界の正しさとは、おいしさ。
おいしいものを作っていけばお客様が喜ぶ。そうすれば残っていく。
値段だけでお客さんを獲得する時代は終わった。「おいしい、ありがとう、循環」という概念でやっていけば間違った方向にはいかない。伝統産業と呼ばれるものは、SDGsを訴えなくてもしっかりと残っている。
各地方にあるSDGsの要素を秘めている会社を、これから見つけていく取り組みというのは、おもしろい。

 

最後に横田氏から、まとめのメッセージがありました。

大企業は行動を変えるのが遅い。
しかし、中小企業は身軽。スピードが速い。

SDGsはチャンス。
中小企業にとってのメリットは優秀な人材が取れること。モチベーションが向上すること。
非常なメリット。ぜひ取り組んでほしい。

 

終了後、中台氏と山本氏にご挨拶出来ました。

 

日頃感じていたことを、3人の経営者がご自身の言葉でしっかりと訴えていました。