伝統工芸品を日常に取り込む。これもある意味行動変容でしょう。

【連続投稿453日目】

 
伝統工芸品とは、どういったものを指すのか。「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」第1条に規定されています。
 
「一定の地域で主として伝統的な技術又は技法等を用いて製造される伝統的工芸品
 
第2条では、さらに細かく定義しています。
一 主として日常生活の用に供されるものであること。
二 その製造過程の主要部分が手工業的であること。
三 伝統的な技術又は技法により製造されるものであること。
四 伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものであること。
五 一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているものであること。
 

www.jtco.or.jp

 

伝統工芸品を手にしたとき、大切に扱おうとしませんか?

物に対して、人は優しくなれる。少々ひびが入ったり欠けたりしても、修理して使うことができます。

しかし、高価ゆえ普段使いではなく何かのイベントだけに使用されることも少ないないと思います。

例えば、和装。一般家庭には祖母、母の代につくられた着物や帯が約8億点、眠っていると言われています。

 

大量生産、大量消費、大量廃棄の時代が、どこかしこにひずみをもたらしている現代社会。

こうした社会に警鐘を鳴らすために、SDGsの取組が声高に叫ばれています。

伝統工芸品を日常使いすることで、物を慈しむ心が醸成されます。心が豊かになっていきます。

 

新しい生活様式ニューノーマル

であれば、伝統工芸品を生活に取り入れる「新常態」をめざしても良いのではないでしょうか。