想定外、を言い訳にしたくはない。

【連続投稿364日目】

 

「人間は、自然を征服したと思い込んでいたが、間違いだった」

 

映画「Fukushima50」に出てくる印象的なセリフです。(本当はもっと続くのですがあまり書くとネタバレになりますので・・・)

 

傲慢になってしまった人間は、想定していないことが起きると「想定外だ」と安易に発言し、責任を回避しようとする、そんな思いが込められているような気がしました。

 

そもそも「想定内」「想定外」の境目って結局は、人が過去に経験した範囲の限界でしかないと思っています。余裕率をどの程度見るかは、結局人の判断になってしまいます。

その時点で、人間の限界が出てしまいます。余裕率を見すぎて膨大なコストをかけて、重厚長大な対策を仮に取れたとしても、100%完璧なものがあり得るのか。

発想が、「防ぐ」ことから逃げられていないのではないか。

 

そうではなく、起きても「被害を最小限に抑える」「いなす」発想で対策を立案すれば、安易に「想定外」なんて言葉が出てこなくなるのではないか。

 

起きた時の対応力がその人や会社の本質が分かるは、こういうことだなと最近つくづく思いってしまいます。