失敗した土俵でリベンジしなくても、他の土俵で勝てばいい

【連続投稿500日目】

 

別のことで満足しても、リベンジにはならない。

失敗した領域で、成功を得てこそ、失敗を克服したことになる。

 

「絶望の中で自分に言い聞かせた50の言葉」(樋口裕一 草思社 2009年)

 

最初この言葉を読んだとき、その通りだと思い、本に折り目をつけていました。失敗した土俵で借りを返さないと、負けたままで終わってしまう。

ちょうど同じころ、人生の先輩からも同じような意味の言葉を投げかけられました。

 

でも、しばらくして考えが変わりました。

 

失敗した土俵でリベンジしなくても、他の土俵で勝てばいいんじゃないの?と。

 

昔のように、選択肢が少なかった時代は、例えば一度入社したら定年まで勤めあげる時代であれば、同じ土俵でリベンジすることに意味があったかもしれません。

 

しかし、今は違います。

 

ひとつの土俵で失敗しても、選択肢はたくさんあります。その土俵は自分には不向きだったと思えば、すぐに他の土俵で勝負すればいい。

 

石の上に3年、と言いますが、これだけ変化が減げしい時代に3年も石の上にいたら時代に取り残されてしまいます。様々な石に乗ってみたらいい。複数の石に乗ったという経験を生かす道もあります。

 

もちろん、試験問題で間違えたものを、正解するためには同じ問題もしくは類似問題を克服する必要があります。

研究開発で、同じようなテーマを十年以上かけて取り組みようやく花開くことも多々あります。

 

今回はそれらとは違う領域の話です。新規ビジネスの挑戦や、新しい試み、人生の歩き方、そうした観点から考えてみました。