二元性一元論というそうです。

【連続投稿499日目】

 

二極化した議論、二項対立ではなく第三の道を模索する考え方について、よくブログで書いたり、SNSで発信したり、直接お会いした人にお話ししています。

 

コロナ禍になってから、特にこの考え方に興味を持ち始めました。

 

最近読んだ本で見つけた言葉、「二元性一元論」。

 

人は善悪の心を持っている。善だと思っていても悪が入っている。悪の中にも善という種が必ず入っている、という考え方です。

 

竹を切るように、物事はそんなに簡単にスパッと切り分けられない。二つの事象を俯瞰して見ると実は共通項があって、そこに解決策が隠れている気がします。最大公約数的なものでもなく、妥当解といったものでもない。そこには第三の道が存在するのです。

 

決して従来の経済合理性を否定するつもりはありません。二項対立があったからこそ人は進歩した事実もあるでしょう。

それだけでは割り切れない事象が増えている、答えのない、何が正しいかわからない状況においては、二項対立の発想では解決できないのではないか。コロナ禍でそのように考えるようになりました。

 

思い込みをやめることにもつながりますが、二項対立に行き詰ったら、そもそもその発想を捨ててみる。やめる勇気も持ち合わせたいものです。