出口治明さん著書「教えるということ」から本質を知る

【連続投稿650日目】

 

今年最後のブログとなりました。出口治明さんの「教えるということ」から印象に残った言葉を書きます・

 

1.教えるとは、真意を腹落ちしてもらうこと

  どれだけ知識を持っていても、どれほどいいことを伝えたいと思っていても、相手

  に腹落ちしてもらわなくては教えたことになりません。もっと言えば、教えて腹落

  ちしたということは、行動に移してくれること。行動に移してくれなければ、真に

  腹落ちしたとは言えないと思います。

2.タテ、ヨコ、算数という思考の枠組み

  出口さんは、歴史を大切にします。タテは歴史、ヨコは世界、算数はロジック。

  算数の部分は「数字、ファクト、ロジック」。これも出口さん独特のフレーズとし

  て、よく使っています。こうしたものの見方を身につけてもらうことを教える。

3.将来を想像するには、過去を見るしかない

  これも2項とほぼ一緒です。将来が想像できないなら、過去の人間の営みを参考に

  するしかない。人間の脳は1万年以上変化していないそうです。であれば、激動の

  歴史で人が何を考えどう行動したのか。それを学ぶことが今後の生き方の指針にな

  ります。

4.生きる武器を与え、考える力を養う

  人生の役に立つ知識、自分で考える思考の習慣。これを教えること。人生を豊かに

  過ごすには、基本的な知識と思考の両輪が必要だと思っています。

 

人に教えることは、相手に合わせて理解してもらい、行動してもらうために社会を生き抜く武器を与えること。

このように理解しました。年末に素敵な本を読むことができました。