働き方はもとに戻るのか。

【連続投稿963日目】

 

昨日、経団連が政府に提言したニュースに目が留まりました。
「テレワークなどで出勤者7割減、見直すべき」

政府が新型コロナウイルス感染拡大防止対策で呼びかけていたテレワークなどによる出勤者の7割削減について、科学的な知見を踏まえて、無くしてい く方向で見直すべきと内容です。

 

科学的根拠のない出勤者減少要請、さらには緊急事態宣言発令に慎重な姿勢を見せたものです。

 

科学に基づいて判断すること自体は全くその通りだと思います。コロナ対策だけでなくどうも日本は空気に流されて判断してしまう傾向が強い。

 

しかし。やはりきたか、と感じました。

 

コロナ感染が拡大した当初から警告していましたが、感染状況が落ち着くまでじっと耐えていた人種がいよいよ動き出したことです。

 

通勤電車に乗って、会社に来ることを仕事だと思い込んでいる人種 。そうした人の揺り戻しが始まりました。

 

もちろんリアルの良さはあります。一方でオンラインでもできることはあります。

 

コロナが落ち着いたからと言って、全てをもとに戻そうとする動きには、個人的に全く賛成できません。

 

この2年間、働き方については社会全体が壮大な実験をしました。 そこで出てきた課題を解決した企業、
そうでない企業、2極化したのではないでしょうか。

 

経団連そのものが後者というつもりはありません。生産性低下、3 0年給与水準が上がらない要因が、こうした点にあるのではないかと、うがった見方をしてしまうのは自分だけ ではないでしょう。