震度5強の地震について思ったこと

【連続投稿933日目】

 

先日東京埼玉南部に震度5強の地震が起きました。首都圏で震度5強は、2011年3月11日以来。被害の全容が明らかになるにつれて、やはりこの問題が発生しました。帰宅困難と、翌日の出勤できない問題です。

 

どうしても交通機関、特に電車は影響を受けざるを得ません。タクシー乗り場に長蛇の列ができている様子が、ヘリコプターから流されていました。しかし、シェアサイクルなどを使った人は、スムーズに帰宅できたことも報じられていました。

 

翌日の出勤。コロナ禍でテレワークが進み、在宅勤務している人も多かったでしょう。それでも列車遅延状態で代替輸送のバスにも行列ができていました。

 

地震発生した当日夜と、翌日の出勤。おそらく、コロナ禍がなければ、もっと状況はひどいことになっていたでしょう。やむなく出社せざるを得ない人たちがその場にいざるを得なかった事実。その人たちを責めることはできません。

 

問題は会社の対応です。コロナ禍で柔軟な働き方が、少なからず浸透していたにもかかわらず、会社に行かなければいけない状態を残してしまっていた側面はありませんか?

営業時間通りに開店しないといけないからと言って、従業員を無理やり出社させようとしていませんでしたか?

会社から出社しなくていいとの連絡が遅かったために、すでにかなりの時間駅で電車を待ってしまっていた人もいたようです。

 

その中で、大宮駅ルミネは、電車が遅れていることを理由に開店時間未定の貼り紙をはっていました。従業員をむりに出社させない措置を取ったのか、従業員がそろわなかったから開店できなかったのかわかりません。しかし、こうした柔軟な対応力はコロナ禍で見についたはずです。素敵な対応だと思いました。

コロナ禍で身につけた対応力は、地震でも発揮されるでしょう。それができるかどうかは、ボディブローのように響いてくるはずです。

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