経営者と話をしたいなら。

【連続投稿1095日目】

 

中小企業診断士を取得されたばかりの人から、どうやったら中小企業の経営者とお話しできるのか、なかなか接点がない。との悩みをよく聞きます。

 

99.7%が中小企業です。つまり日常生活を送っていく上でお世話になっている商店街や近所の個店は、ほぼ間違いなく中小企業、小規模事業者だということ。

 

床屋や美容室にお世話になっていませんかそこでカットしてくれる人は経営者である可能性が高いですよね。地元にしかない居酒屋。マスターとお話ししていませんか。その方だって経営者。

 

もちろん、初めていったお店で、いきなり中小企業診断士です。お困りのことはありませんか。と言ったところで、営業の邪魔になるだけでしょう。

 

お店にとっても嬉しいのはお金を落としてくれるお客様。まずはお客様としてそのお店とお付き合いする。そこで顔なじみになって世間話などすれば、すでに経営者と話をしていることになる。

 

会社勤務の中小企業診断士から見たら、経営者と言えば、大企業の社長といったイメージを持っているかもしれません。しかし、試験で習った通り、99.7%が中小企業。この実態を、日常生活に置き換えるだけで、すでに皆さんは経営者と話をしているはずです。

 

資格を取ったからと言っていきなり大それたことができるとは限りません。日常生活の中で自分ができることを地道にやっていくことも、実務に直結します。