【連続投稿1419日目】
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」
小説家、井上ひさしの有名な言葉です。
昨日、この言葉を思い出す出来事がありました。興味がある分野の最新の情報を知りたくて、とある本を読みました。ただし。ただでさえ難しい分野、それをさらに難しく、難解な言葉を並べて解説していたのには参りました。
難しいことをより難しく、常人が近寄れないような壁をそこに感じてしまいました。
もとい。その本が決して悪いだけではありません。私の読解力がないからに尽きます。
おそらく今の気分や状況とその本がマッチしなかったのでしょう。途中まで読んで「今読む本ではない」と悟り、本を閉じました。
仕事をしていても、業界用語を散りばめたプレゼン資料をよく目にします。内容が良いだけにもったいなさを感じていました。
昔、ある上司から「小学生が見てもわかるくらい簡単に記述しなさい」と言われました。小学生の良し悪しは置いといて、それくらいわかりやすく解きほぐしなさい、ということでした。
今回の本を読んで、井上ひさしの言葉、自分の体験を思い出しました。