データと感情の二者択一ではない。

【連続投稿1579日目】

 

「データで論破しても、相手に本当に勝ったとは言えない。」以前ある人が言った言葉です。「人は感情の生き物だ」と続けました。

 

感情論が優先されて、データが置いてきぼりになってしまい、不安だけを煽ろうとする状況は、コロナ禍の3年間を例に取るまでもなく、いたるところで散見されます。

 

ただ、逆に、人の感情を無視してデータ論だけですべてを判断し相手を論破しようとする人もいます。

 

どちらがいいという二者択一論ではありません。そしてデータを使うのも人。その人の思想に近いデータを持ってきて加工して主張すれば、それを信じてしまう人がいるのも事実です。

 

一番よくないのは、現場を見ないで机上のデータだけですべてを分かったつもりになってしまうこと。感情論で動いている人を、見下してしまうこと。

 

どうも二者択一の議論になると、最近は議論が先鋭化する傾向にあります。

 

真っ白なホワイトボードを頭にイメージして事実は事実として受け止める。ありのままを受け止める思考が必要なんだと感じています。

 

ただ、原理主義的にどうしても会話がかみ合わない人がいる(データ至上主義、感情至上主義)ことも理解しておく必要はあります。そういう人もいるんだくらいにとらえておいた方が良いでしょうね。