念仏を唱えるだけの戦略

【2月27日 連続投稿1860日目】

 

顧客のニーズを知り、競合がやっていないことを自分が提供する。孫子の「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ですね。

文字が読めない民衆でも、念仏を唱えるだけで極楽に行ける。親鸞浄土真宗を広めたやり方はある意味イノベーションです。戦略的に素晴らしいと思います。もちろんその教えによって救われた、教えが素晴らしいというご意見もありますが、ここでは戦略面で述べています。

 

文字が読めない人でも、キリストの教えを広めようとして生み出された活版印刷。これも時代を大きく変えた発明品で、イノベーションと言えるでしょう。それ以前にソフトの面でのイノベーションが、念仏を唱えるだけでよい、とした方法もシンプルでわかりやすい。

 

だからこそ、異端とみなされ、流罪にされるわけですが・・・

 

いつの時代も、尖ったことをすれば変な目で見られてしまう。人の業は変わらないものです。