誕生日の語源を調べてみました。

【連続投稿843日目】

 

いつわる。自分のしたいようにする。生まれる。育てる。

 

言葉を真実を越えて延ばす、ことから、「いつわる」となったそうです。

 

世間一般的には、誕生日、として使われることが圧倒的に多いこの漢字「誕」。

 

調べてみると意外な語源があるんですね。

 

のびる、の部分を取って、「生まれ伸びる日」すなわち誕生日、となったようです。

 

うそ、偽りのある人生を気にせず、伸び伸びと生きましょう、と意味づけされるともいわれているようですが、この真偽は不明です。後付けかもしれません。

 

こんな時代だからこそ、伸び伸び生きていきましょう。

本の選び方

【連続投稿842日目】

 

年間150冊近い本を読むと自己紹介で話すと、どのようにして本を選ぶんですかとよく質問されます。大きく分けると2パターンあります。

1つめの方法です。「この本面白かったですよ。これはおススメですよ。」と紹介された本は、その場ですぐにAmazonで検索します。よほどのことがない限り即購入します。人に本を紹介する方は本好きの方が多く、そうした方が紹介する本は、自分が読んだことがない領域ばかりで刺激を受けます。であれば、これは読まずにはいられない。そういった本に、間違いはないと思っています。

もう1つは、まとめ読みです。作家や時期、ジャンルでまとめて読みます。作家の例でいえば川上未映子。もともとは村上春樹との対談集「みみずくは黄昏に飛び立つ」を読んでからファンになりました。その後「乳と卵」「全て真夜中の恋人」「六つの星星」を味わい、その世界を堪能しました。

原田マハなら、「ジヴェルニーの食卓」を皮切に「暗幕のゲルニカ」「たゆたえども沈まず」「楽園のカンヴァス」「サロメ」「太陽の棘」。絵画物を読んだ後に「本日は、お日柄もよく」や「生きるぼくら」といった青春、感動もので締めました。もちろんそこで終わりではなくある程度時間をおいてから、思い出したときに「風のマジム」「奇跡の人」「デトロイト美術館の奇跡」などを手に取りました。今は、原田マハの世界を熟成させている時期です。

ジャンルでいくと、時期とテーマで分かれます。2019年8月は、終戦に関連して「失敗の本質」「野火」「雲の墓標」「昭和16年夏の敗戦」「原爆 私たちは何も知らなかった」を読みました。「本屋」をテーマにして「まちの本屋」「もういちど、本屋へようこそ」「わざわざ行きたい街の本屋さん」「本と店主」「拝啓、本が売れません」「本屋、はじめました」で日頃見ることがない本屋の裏側を楽しみました。

その時々で変わりますが、おおむねこのパターンで本を選んでいます。「世の中にいろんな食べ物があるように、本は食べてみないとわからない。毎日毎日、すごい数の本が街の書店に並び、図書館にもすごい数の本があるけれど、世界中の食材と料理の数を見て、その数に驚いて食べるのをやめる人がいないように、本と接するというのは、とてもフィジカルなことなんです。(中略)だから読書も「食読」のようなものなんです」(「多読術」松岡正剛 2009年 ちくまプリマ―新書)。

読書を食事ととらえるこの表現には、唸ってしまいました。確かに数多ある食材を目の前にしても、拒絶反応は起きません。むしろどれも食べたくなってしまうものですよね。本も同じ。この領域は苦手だからと言って手に取ろうとしないのは非常にもったいない。

今までの自分はそうした傾向にあったので、今年は「今まで読んだことがない作家の本を読む」ことを目標に掲げています。

読書=量×質に分解されます。

量=読んだ冊数×1冊を繰り返し読んだ回数

質=ジャンルの幅×一つのジャンルの深さ

様々な料理を食わず嫌いせずに食べる、というと大げさですが「食読」というからには、食わず嫌いにだけはならないようにしたいものです。

皆様の読書生活に少しでもご参考になれば幸いです。

 

哲学は、ビジネスマンこそ学んだほうが良い

【連続投稿841日目】

 

ビジネスマンこそ哲学を学んだほうがよいと思っています。その理由を示します。

 

(1)哲学はクリティカルシンキングである。

ビジネスマンが身につけるべき思考法のひとつに、クリティカルシンキングがあります。批判的思考と訳されますが批判することが目的ではありません。物事の前提条件を検証し、その事象の本質を見極めることです。よく健全な批判と言われるゆえんです。

哲学は、世界はどのように成り立っているのか。我々人間はどのように生きていけばよいのか、を問い論考する学問です。物事の前提を疑い、本質をあぶりだすためには健全な批判が必須となります。そのため、哲学を学ぶことは、クリティカルシンキングを学ぶことにつながっていきます。

 

(2)哲学はなぜなぜ分析である。

トヨタ生産方式を構成する代表的な改善手段に、なぜなぜ分析があります。問題が発生した際に、対策を立案するため要因はなにか、「なぜ」を繰り返していく方法です。5回なぜを繰り返せば真因にたどり着くと言われています。

哲学も同じです。なぜこれをやっているのだろう。なぜ人はこのように考えるのだろう。と洞察していくことで、日頃何気なく行動している「当たり前」を疑い、その根源的な意味をなぜなぜなぜ・・・と考えていくプロセスだと思っています。

 

(3)哲学は生き方そのものである。

物事を整理するために「過去・現在・将来」の視点で考えることがありますよね。このフレームワークで考えるとき、どうしても思い出してしまう絵画があります。「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」。フランスの画家ポール・ゴーギャンの有名な1枚です。薄暗い青をベースとして全体的なトーンが暗く、退廃的な印象すらも受けるため、絵そのものにそれほど惹かれるわけではありません。ただ、タイトルは秀逸だと思っています。

また、鉄血宰相と呼ばれたオットー・フォン・ビスマルクの言葉、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」は、他人の過去から、現在の自分の生き方と将来の方向を考えること。ここにも、過去・現在・将来の連続性を考える必要性が謳われています。

もうひとつ、コロナ禍の環境において、人は自らができることは何かを考えて行動していく。まさに「一隅を照らす」。こうした生き方が我々ひとりひとりに求められているのです。

その意味において、哲学は先人が様々な困難にぶち当たった際に、もがき苦しみながら心理を追求し、昇華させて歴史の評価にさらされながら凝固されたものです。心配や不安が尽きない混迷した状況下では、先人の知恵が詰まった哲学にこそ、その解があるといっても過言ではありません。

 

哲学してみませんか?

聖火リレーを見に行きました。

【連続投稿840日目】

 

心底から応援していいのか。果たしてこの場にいていいのか。観客、警備、そして走る人。それぞれ複雑な思いを抱えて、それでも自分がやるべきことをやるだけ。

 

オリンピック聖火リレーが埼玉県を通過しました。9日には桶川市上尾市を走るので、雨の中見学に行きました。

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桶川上尾聖火リレーコース

浦安にある夢の国のパレードかと錯覚するように、音楽をかけてスタッフが踊りながらスポンサーの車両が通り過ぎていきます。

 

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その間を、警察車両、護送車が通り過ぎていきます。

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そして、遠くから見えてきました聖火ランナー。見事なトーチキスです。

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沿道の方も、声援を遠慮しながらも優しく手を振って応援しています。

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一方で、遠くのほうには「オリンピック反対」のプラカードを掲げた方もいました。

 

何とも言えない緊張感。そして高揚感を抑えて応援する観客。正直かなり人が集まっていましたが、控えめに応援している姿は、皆さん節度を守っている印象でした。

 

最後に、走り終わったランナーをゴールまで送り届けるバスに、思いっきり手を振りました。ランナーも満面の笑みで振り返してしてくれたのが、何よりうれしかったです。

いろいろ言われていますが、ランナーに罪はありません。「お疲れ様~」と小声で声掛けし労いました。

 

 

よく聞かれる質問への回答

【連続投稿839日目】

 

なんで、毎日ブログを続けられるんですか?

 

いつも聞かれる質問です。

 

単純に言えば「好きだから」。「好きなことは続けられるから」。

 

食べ物でも好きなものは毎日食べても飽きない。

 

もともと、自分の意見をまとめて、発信する場を持ちたかった。それがブログだったということです。

 

ネタに困りませんか?

 

これもよく聞かれます。最初の頃はかなりひねり出していました。ただ続けていくうちに、常にアンテナを張って生活するようになります。セミナーやオンラインコミュニティ、SNSなどで入手した情報を、アンテナがキャッチして「あっ、これはブログに書こう」となるわけです。その情報に自分の経験を加えれば、もう書けます。

 

ポイントは、たくさん書かないこと。たくさん書こうとすると時間がかかります。毎日続けるには、短く。それを重ねることで、継続することができます。継続すれば発信力が高まっていきます。単発で終わるよりも、短くても毎日発信するほうがインパクトはありますよね。

 

ぜひ挑戦してみてください!

 

 

皆さんにとって、天職とはなんですか?

【連続投稿838日目】

 

天職って何ですか?

 

質問されたらなんと答えるでしょうか。

 

今やっている仕事が天職かもしれません。これから見つけるかもしれません。

 

「社会契約論」で有名なフランスの哲学者、ルソー。

ja.wikipedia.org

 

代表作「エミール」でこう述べています。

 

「人間の天職とは、『人間であること』」

 

人生100年時代、人間らしく生きること。それを全うすることが人間に与えられた使命だということなんでしょう。

確かに、パラレルキャリア、サードプレイスでもひとつの組織に属さない生き方が今後ますます主流になってきます。そういう意味で、最後まで人間らしく生き続けるためには何が必要なのか。そしてそもそも人間であること、とは何か。

 

私はこの解を現段階では持ち合わせていません。

 

この点は自分なりに掘り下げてみたいと思っています。

 

「エミール」(ルソー 岩波文庫 1962年)

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%BC/dp/4003362217

 

 

お金はもらうのではなく、投資する。

【連続投稿837日目】

 

苦境から脱して、事業を持続的に成長させるために、税金からなっている補助金を申請する。無事採択されて、事業計画通りに実施する。そして事業を回復させて理を駅をしっかり出して、今まで以上にしっかりと税金を支払う。支払った税金は、苦境に陥っている他の事業者の成長を助ける一助となる。

 

こうやって補助金を捉えると、自社の事業を発展させるために必要な資金であるととともに、社会に貢献するための先行投資の意味合いがあります。

ただ単にお金がもらえるから申請しよう、ではなく。もっと大きなお金の循環、ペイフォワードの要素が含まれる大局を見ることができる人が、必要となります。それが経営者かもしれませんし、経営者に伴走する士業の方かもしれない。

 

これは何も、補助金だけではありません。無借金経営がほめそやされる傾向にありますが、逆に言えば投資をしていないことになる。お金は貯めていては増えません。増えないのは、お金だけでなく、売上、事業規模、お客様、社員、新商品。こうしたものも増えていかない。

 

未来への投資と考えるか、ただもらえるだけのものと捉えるか。この違いは事業が成長するかどうかの点で、天と地ほどの違いがあります。

 

未来志向で、しっかりと投資し、回収し、成長していく思考法を常に持ちたいと思っています。

 

eitaroh7407.hatenablog.com