医者と診断士の共通点

 

【連続投稿26日目】

 

頭が痛いと言って病院に来た患者に、何も考えずに頭痛薬を出す医者はいませんよね。


対処療法だけならドラッグストアなどで市販薬を買えばいい。わざわざ医者に行く必要はありません。


医者に期待すること。


それは診断し頭痛の原因を見つけてもらうこと。 ただこの段階で処置をしてもらうだけでは足りません。

より掘り下げて根本治療を施してもらうことを期待しているはずです。


これは、経営診断についても同様のことが言えます。

 

例えば、売上が伸びない。では値下げしましょう。 という提案はしませんよね。

 

売上を客単価と客数に分解する。更に既存顧客数と新規顧客数、 流出顧客数、商品単価と買い上げ点数に分けていく。 それぞれの要素に対して仮説を立てて、改善策を実行していくことを提案するはずです。


経営ドクターなんです、中小企業診断士は。経営評論家ではないのです。目の前の問題を論じるだけの診断士なら、いらない。

 

自分の行動が評論家にならないよう、日々気を付けています。