負けるシナリオ作り

【連続投稿137日目】

 

負けるシナリオ、と聞いて何それ?と思われるかもしれませんね。私も最初に聞いた時には同じ印象になりました。

 

何か新しい商品を販売する際に、普通であれば勝てる、つまり事業が拡大するストーリーを描きますよね。

負けるシナリオとは、商品が社会から受け入れられずに、事業が拡大しない理由を抽出するというものです。抽出された要素を潰していくことで、勝てる可能性を高めていきます。

「負けには、必ず負けた理由がある。だからその原因を検証し、次に備えることが大切だ」野村克也監督が常々口にしていた言葉で、著書にもなっています。

 

完全に終わってしまった(負けてしまった)商品のレビューを行うには有効です。

ただし、現在進行中の商品、場面を対象とした事業計画で必要という訳ではありません。スピードが求められる時代では、走りながら改良を加えたり、方向転換する柔軟さが求められるからです。

 

他の手法と同様、上手く使いこなしたいものです。