拡大解釈しないよう気を付けましょう

【連続投稿1660日目】

 

P.F.ドラッカーマーケティングについて「マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。」つまり「販売を不要にすることである」と主張しました。実際に顧客に会って顧客が感じている価値を把握することで、おのずと商品が売れるようになり、販売が不要になりますよ、と。

販売、ここでは営業と読み替えますが、この定義を切り取って、営業活動が苦手だと言っている事業者に、「ドラッカーも営業は不要だと言っていますよ」というのは違うと思います。

そもそも営業とはなんでしょうか。その本質は「顧客の時間的、経済的価値の最大化」です。いかにして顧客の価値を最大化させて、費用を最小化させるか。ある経営者は「自分の提供するサービスで、お客様のなりたい姿になってもらうこと」と言っていました。

 

自分の都合よいように拡大解釈してしまう危険性をはらんでいる事例でした。