【連続投稿232日目】
昨日はこちらの会場で、「ラグビーワールドカップ2019から見えたもの 勝つ組織マネジメントとラグビー精神」というセミナーに参加しました。
パネラーは、日本代表の田中史朗選手、元日本代表キャプテンの廣瀬俊朗氏、早稲田大学OBの中竹竜二氏。豪華メンバーの登壇ということもあり、国際フォーラムのホールAは、5000人の参加者で満席でした。
日本の躍進の秘訣について
・ハードワーク。エディの時よりもしんどかった。
・選手の主体性。8人のリーダー制。コミュニケーションがより濃密になった。また、リーダーがその役割を軽減されたことにより、プレーに意識が向き、この力が高まった。
・様々な練習をして、それをしっかり出しきれた。
例えば、福岡堅樹選手がアイルランド戦、相手選手の腕からボールを奪い取り、そのまま独走トライしたプレーも、腕から奪う練習をしていたそうです。
中竹氏から、ビジネスの側面で解説してくれました。
・チームビルディングとして「One Team」というビジョンが有効だった。
・組織力=対話量に比例する。この対話量は、ただの雑談ではなく、ビジョン、ミッションにつながる対話。その点で、マルチリーダー性で、各階層でOne Team、日本の勝利という目標を語り合ったのがよかった。
・同じ言葉を階層ごとに言っているかどうかは、組織力を測るバロメーターとなる。以前は社訓を唱和しており、一時期廃れた。最近ベンチャーなどが似たような取り組みをまた始めている。
・誰にでも何でも言える「心理的安全性」が日本代表にはあった。ロシア戦の後、みんなが「緊張して眠れなかった」という話をしていた。こうしたことを正直に言える環境があった。弱さをさらけ出せることは、今後のリーダー像として重要。
明日は、「多様性を受け入れるラグビーの良さ」について、書きます。