哲学は面白いんです。読書会振り返り。

【連続投稿249日目】

 

哲学って面白い!役に立つ!

薄々は感じていましたが、その思いが確固たるものになりました。

昨日は、定例の読書会。課題図書は「武器になる哲学」。先日講演でご挨拶した(本の一瞬ですが…)山口周さんの著書です。

 

どの項目でもディスカッションのネタになります。しかもそれが他の項目と上手く関連づいており、数珠繋ぎに「そういえば他の項目でも似たような話があって…」という具合に議論が続いていきました。

 

哲学を学ぶ意義は何か。山口さんはこう述べます。

 

「過去の哲学者がどのような問題に向き合い、どのように考えたかを知ることは、私たち自身が当時の人間と同じような愚かな過ちを再び繰り返すことがないよう、高い費用を払って得た教訓を学ばせてもらうこと。」

「個人の体験を通じて得た狭い知識に基づいて世界像を描くことが多い。しかし、今日、このような自己流の世界像を抱いた人々によって、さまざまな問題が起きていることも事実」

 

この点、参加者一同大いに頷きました。その後は、

公正と公平、日本の同質性(公正世界仮説)、モチベーション(予告された報酬)、議論のぶつけ合い(弁証法)

行動の大切さ(ソマティックマーカー)などについて触れました。

 

読書会を始めたきっかけの本。哲学っていいな。と感じた有意義な時間でした。