【連続投稿669日目】
昨日は、2019年から続けている読書会を開催しました。テーマは「昨年読んだベスト10冊から1冊を選んでプレゼンする」。参加者4名の皆さんが選んだ本は以下の通りです。
1.「ゴミ人間」(西野 亮廣 KADOKAWA 2020年)
吉本のお笑い芸人「キングコング」ではありますが、もはやクリエイター兼経営者の感があります。「学び狂って強くなれ、誰よりも優しくなれ」というメッセージが印象的でした。
現在公開中の映画「『えんとつ町のプペル』」、見に行きたくなりました。
2冊目は「いのちを呼びさますもの」(稲葉俊郎 アノニマ・スタジオ 2017年)
心臓の専門医である東大病院医師である著者が、西洋医学だけでなく東洋医学の観点からこころと身体、意識と無意識について語ります。
哲学的な問いかけとして、意識、無意識、その間にあるあいまいな部分、この点もっと議論してみたくなりました。
3冊目は「ドラッカーと論語」(安冨 歩 東洋経済新報社 2014年)
論語を頼りにドラッカーを読み解く、新しい視点です。生きている時代は違えども組織、マネジメント、人間の生き方はいつの世も変わりません。
今後組織形態が変わって、ドラッカーがどのように生かされるのか、その点からも議論できそうですね。
4冊目は「地下鉄道」(コルソン ホワイトヘッド 早川書房 2017年)
ピュリッツァー賞受賞の本作品、19世紀初頭のアメリカ南部、黒人奴隷制度をテーマにしたフィクション小説です。フィクションではありながら、構想から出版まで16年の時間をかけて大量の調査を行っており、かなり迫真に迫っています。
弱いものはさらに弱いものをたたく。弱い者同士でも争う。今の世界を知るうえでも過去を学ぶ重要性を感じました。
今年も多くの本と出会い、本と対話したいと思います。随時紹介していきますね。