食品ロスの残念な対策

【連続投稿263日目】

 

先日のエコプロ展で某流通大手が、SDGsへの貢献という事で食品廃棄ロスをテーマに出展していました。

 

おにぎりを手前から取ると、5%のポイント付与、賞味期限を伸ばす包装材料を採用、廃棄されたものは飼料として再利用…

 

なんとも小手先の対応ばかりでしたので、近くにいた説明員に聞いてみました。

 

これらの対応は、消費者に対策を押し付けているだけのようにも思えますが、企業努力として例えば作りすぎのムダをなくす、ということも大事では?

御社はおにぎりメーカーに、欠品したらペナルティを課していますよね?

 

説明員の方は苦笑いして、「ご指摘の点はごもっともです。個人的にはそこの対策が必要だと思っています。」「今年ようやく着手できた対策です。まずはここからです。」「ご指摘の点は調達部門にお伝えします…」

 

(すいません、決して意地悪するつもりではなかったのです…)

 

この展示ブースに来る前に、学生の熱い思いに触れていただけにそのギャップが残念でした。

しかし、本当に意地悪をしたかったのではなく、期待を込めて質問させてもらったんですよ。「大手の御社が率先して動いてくれることを楽しみにしています」と、ちゃんと言ってブースを去りました。