ジョハリの窓、ダイヤ精機 諏訪貴子社長のエピソードから

【連続投稿399日目】

 

「フットワークがいいですよね」

 

最近ある方から言われました。自分ではあまり意識したことがないのですが、他人から見るとそう映るんでしょうね。思い返せば、過去にも何度か同様の言葉を投げかけられた記憶があります。その時は、飲み会の場だったりしたので話半分どころか100分の1程度にしか聞いていませんでした。

 

ジョハリの窓でいうところの、「盲点の窓」です。自分はわかっていないが、他人は分かっている領域。

この盲点の窓こそ、実は強みなんですよね。

自分の強みがよくわからない。と悩んでいる方多いのではないでしょうか。私自身、胸を張って言える強みはいまだにわかりません。

「フットワークがいいですよね」と言われると、そうか、これを強みと呼んでいいんだな、と思うわけです。

こわがらずに、自分の良いところって何か、人に聞いて回ってみてください。

自分では思ってもみなかった自分の良い部分が見つかります。

 

町工場の娘」で有名なダイヤ精機諏訪貴子社長が、先代のお父様の急逝により、後を継ぐことになりました。今後の戦略を練るためにSWOT分析を行い、取引先の監査役に見てもらいました。一目見るだけで「これは自分目線だ。お客様目線になっていない」と指摘されたそうです。

そこで諏訪社長、お客様に強みを聞いて回りました。そこで出てきたのが「対応力」でした。急な依頼にもこたえてくれる。欲しいと思った時に持ってきてくれる。諏訪社長は意外だったそうです。そこで対応力を磨くための施策を取っていくことになります。

https://www.amazon.co.jp/町工場の娘-諏訪-貴子/dp/4822250563

 

このような事例は枚挙にいとまがありません。恥ずかしがらずに人に聞いて、自分の強みを知る。これができる人とできない人では、強みを生かした人生の戦略に大きな差が開いてしまう。そういう時代なんですね。恐れず生きましょう!