【連続投稿450日目】
二項同体。
2つの物のどちらかを選択するのではなく、どちらかを切り捨てるのではなく、あえて「2つながらの関係」に注目しようという考えです。
清沢満之という浄土真宗の僧侶だそうで、夏目漱石が影響をうけ「こころ」の主人公Kは清沢満之をモデルにしたと言われているそうです。
西洋的な二項対立ではなく、二項同体。
そもそもイノベーションとは、既存の2つの概念の掛け合わせ。対立させるのではなく、同体させる必要があると思っています。
対極ではなく、第3の道をビジネス書でおすすめするなら、こちらです。
西洋的な、と言いましたが西洋哲学でも二項対立に縛られない「脱構築」という考えがあります。
二項対立は便利なフレームワークではありますが、枠組みに当てはめてしまうことで思考の幅が狭まってしまいます。何か行き詰まりを感じたら、あえて枠を取っ払ってみるのも良いのではないでしょうか。