支援からSHIENへ。利他の支援こそ今後の支援のあり方。

【連続投稿487日目】

 

支援ということばはどうも強者が弱者を助けるイメージがあり、あまり好きになれませんでした。ただ他に適切な言葉が見つからないので、伴走型支援と称し、事業者の理念、目標実現にむけて、一緒に走っていくニュアンスを込めていました。

 

先日、舘岡康雄著「利他性の経済学」(新曜社 2006年)で支援学が提唱されていることを知りました。上から下へ施すニュアンスを排除するために、「SHIEN学」と表示されています。

 

自己中心的な管理の行動様式ではなく、相手中心の行動様式が支援である。

管理は「させる、させられる」、支援は「してもらう、してあげる」。柔軟な状況に応じて、別々の仕事をやっている人でも、相手が困っていたらサポートに入る。それにより本来の大きな目標達成に近づいていく。

 

自己の利益だけを追求するのではなく、組織やチームの利益を最大化するために、利他の気持ちで支援する。それにより、自分の利益までが最大化される。

 

情けは人の為ならず。と同義ですよね。

 

どちらが上とかしたとかではなく、経営者に寄り添って、一緒に理念を信じ、同士として伴走することも胸を張って支援と呼んでいい。

同じ目標に向かってお互いが助け合い、成長しあえる関係、新しい意味としてのSHIEN。

 

すごく腑に落ちました。