他力本願、人に頼るってかっこいい。

【連続投稿489日目】

 

「開業してから当初1年は(中略)やってみて分かったのは、自分がいかにできないことだらけかということ。」「もう、まわりに助けてもらうしかない。」

(「ゆっくり、いそげ」影山知明 大和書房 2015年)

 

仏教用語の「他力本願」とは、周りの力を頼みとすることです。

自分自身ができることには限界があります。でも人は傲慢で、自分一人で解決できると思い込んで、いろいろと抱えてしまいつらい思いをする。そんな時ありませんか。

 

人を頼りにするって、全然かっこ悪くないし、弱くない。むしろ「自分はこれができない、だから得意な○○さんにお願いしたい」と素直に弱さを認めて、相手に敬意を表することができる人って、かっこいいし憧れます。

 

経済学的に言えばリカードの比較優位。自分の強みに特化することで生産性が向上することを示しています。

 

立場は全く異なりますが、昨日お話しした方がこれと似たことをお話ししてくれました。

「自分一人が持っている情報なんてたかが知れている。人に聞くのが一番。色々な人とに聞いて様々な情報を仕入れている。」

 

情報の重要性を身に染みて感じているその方は、自分の限界をしっかりと認め、人に頼ることを率先して行っていました。その姿にはすがすがしささえ感じました。

 

抱え込む必要なんて全くありません。どんどん人に頼っていいんですよ。