【連続投稿733日目】
診断。診察や検査を行い、医者が患者の健康状態や病状を判断すること。
問題志向型診断というのがあるそうです。
S(Subjective):患者の訴え(ただし、文字通りに受け取ってはならない)。
O(Objective):他覚的所見。まず五感を駆使して患者の状態を捉え、さらに各種検査の結果も入る。
A(Assessment):上記に対する医療者の解釈。
P(Plan):Aに基づき、今後なすべきこと。
これは、経営診断でも全く同じことが言えます。
経営者からヒアリングを行う。その際、相手の表情、様子も観察する。
財務的な数字、現場の様子などを見て、おおよその仮説を立てる。
今後の方向性を示す。
実施状況を検証する。
相手の様子を観察することは、人付き合いでも大事な最初のステップ。
良い判断を下すためにも、まず最初の観察は、しっかりと行いたいものです。
そのためにも、しっかりと相手の話を聞く。聞いている間に、相手の様子や話し方、しぐさでおおよその雰囲気は掴めます。
何よりも診断は、経験が物を言います。どれだけ経験値を増やせるか。自分の引き出しに蓄積できるか。
人と人とのやり取りが伴う仕事をするなら、医者の診断というプロセスは大いに学ぶところがあると思います。