【連続投稿1085日目】
2011年3月11日。皆さんはどこで何をしていましたか？
わたしは、会社で仕事をしていました。高層まではいかない21階建てビルの19階、直前まで喧々諤々の打ち合わせをして、上気した気持ちでファイルを保存したところでした。
経験したことがない揺れが襲ってきて、机の中に身を潜めても、目の前をキャビネットや椅子が飛び交っていきます。ビルが折れて倒壊することが頭をよぎりました。
まだスマホを持っていませんでしたし、テレビも限られていましたので情報がなかなか入らない。知り合いがテレビ機能付きの電子辞書を持っていたのでそれを借りて、テレビをつけたのが16時過ぎ。真っ先に飛び込んできたのが津波が押し寄せてくる東北の沿海部でした。
そして福島原発事故。その後の展開はもはや書くまでもないでしょう。
あれから、11年経った今の福島第一原子力発電所です。
節目と言いながら、被災した街がいくら整備されてきていてもまだまだ行方不明者、避難されている方が数多くいますそして原発の廃炉作業は何十年も続く長い道のり。ただの通過点にしかすぎません。
寄り添うなんて言葉は使いたくない。被災された方のお気持ちを理解することはできません。しかし分かろうとすることはできます。
これからも、復興支援に関わっていきます。
