戦争が町にやってくる

【連続投稿1237日目】

 

ウクライナ人の作家が、子どもに向けて戦争と平和を説いた絵本。2015年ボローニャ・ラガッツィ賞を受賞しています。2022年6月に翻訳本が出版されました。

www.ehonnavi.net

 

花と歌に溢れる街、ロンド。ほんわかさせる雰囲気から物語は始まります。そこに突然、「戦争」がやってきます。戦争を知らないロンドの街は徐々に蹂躙されていきます。しかし生き残った住民が取った行動により・・・

最後に出てくる「赤いひなげし」の意味を知ると、より深みが増していきます。

 

先日本屋に行ったら、平積みされていてしかも最後の1冊。これは買わなきゃ、と中身も見ずに即決しました。セレンディピティです。本屋には、こうした偶然の産物が至る所に落ちている。それを探し出すのも、本屋の醍醐味です。

 

戦争だけでなく、セレンディピティについても考えるきっかけとなった1冊でした。