自己基盤を掘り下げる

【連続投稿1436日目】

 

自己基盤とはなにか。自分を理解し、認め、それを開示する。人間力や、人間の器。

「わたくし心」つまり私心を無くす。プライドや保身を捨てきれているか。

事業をやっているのも社会のため。もちろん儲けは必要となる。儲けがないと事業ができない。事業ができないと社会のための活動にならない。ただ儲けが主目的ではない。

 

お客様と同じものが見えている状態を作る。そのために、お客様視点に立って、何か違和感を感じていそうだったらあえてそこを指摘する。そしてその違和感を受け止める。

この時、相手の立場でものを見れるかどうかは、心の余裕がないとできない。

 

私は、自分が楽しくないと、相手を楽しませることはできないと感じている。

 

ある方が言った。自己基盤は東洋思想と絡めると「天と地」

天は志。

天=志 世のためにどれだけ貢献していけるか、高い志のこと。
地=深く 自分を掘って掘って掘ってどれだけ自分と向き合えるか 天命、強み弱み、幅広く、深く自分を知る
この話を聞いて真っ先に思い出しのが、村上春樹。小説では、よく「穴」が出てくる。「ねじまき鳥クロニクル」では主人公が穴の中に入って考え込む様子が描写されている。自分を掘って掘ってどれだけ自分と向き合えるか。そのメタファーとして「穴」を描いているんだなと、繋がった。
 
自己基盤の重要な点に、「逃げない」がある。クライアントの課題に真剣に向き合う。逃げない。クライアントの課題は自分の課題、と考える。クライアントが乗り越えられたら自分も乗り越えられる。
中小企業診断士をやっていていつも思うのは、事業者と共に自分も成長すること。お客様に鍛えられていること。事業者様の夢・方向性に共感できない仕事では、自分もやっていて苦痛だということ。逆に言えば共感できればすごく楽しい。
 
自分自身を掘って掘って掘り下げる。今までできていた部分もある。しかし徹底的に掘り下げる。これをやることで、事業者様にも逃げずに向き合うことが、よりできるようになる。