「コロナ前」がすべて良いわけではない。

【連続投稿1491日目】

 

コロナで制約を受けた生活から出口に到達してきた昨今、「コロナ前」といった言葉をよく耳にするようになりました。飲食店や観光で「コロナ前」の水準に回復、「コロナ前」のリアルなイベントに回帰。などなど、枚挙にいとまがありません。

 

もちろん、何らかの制約があって負の影響があった点についてはコロナ前の状態に戻ることはよいことだと思っています。一方で、「コロナ前」の状態がベストで、何でもかんでもそこに戻そうとする動きについては疑問を感じています。

 

この3年間、オンラインのメリットを享受して、少なからず生産性がある働き方に方向転換した方も多いと思っています。私自身、オンラインで打ち合わせする際に移動する必要がなくなりましたし、移動中でもオンラインブースに立ち寄ることができる環境がそろいましたので、便の良さを感じています。

 

この時期に培われた良い価値観は残しつつも、コロナ前の状態が本当に良かったのかを見直したうえで、戻すところは戻し、改善するところは改善する。そのスタンスが欲しいですね。