玄侑宗久さんの言葉。

【連続投稿1585日目】

 

芥川賞作家で僧侶の玄侑宗久(げんゆう そうきゅう)さん。生物学者福岡伸一さんとの対談で、お話ししていたこと。要約です。

 

・現代人にとって世界が変化し続けていると思うことは難しくない。しかしそう思う自分も無情に変化していることを知るのは、簡単ではない。

 

・人間はついつい信念、確信、信条というもので自分を支えようとしてしまう。

 

・未来に対するシミュレーションが常態化している。しかし目標やマニフェストのようなものは、無情の目から見れば根拠のない虚像にすぎない。

 

・その時々の状況に合わせて揺らぎ、変わっていけることが本当の強さだし、それにはまず無常を受け入れることが大事。

 

先のことはわからない。変化するのは当たり前。変化を受け入れて、変わり続けることを良しとしよう。どんどん変わっていいんだと思えば、気持ちが楽になるのではないか。

将来像が描けないので不安、といった言葉をよく耳にします。このご時世、描いたところでどんどん変化していくもの。描けないことを不安に感じることはないのではないでしょうか。

 

そのようなメッセージだと理解しました。