【連続投稿1638日目】
散り際の美学。いかにも日本的な考え方ですが、終わる時の潔さ、美しさを求める傾向がありますよね。散るからこそ桜や花火に一瞬の美しさを求める。名残惜しいけどその別れすらも美ととらえる。だからこそ余韻を楽しむ。
その逆はなんでしょうか。醜態をさらす、と書くときついかもしれませんが、いつまでもしがみつく。明らかに散っているはずなのに、終わっているはずなのに自分はまだまだやれるとその座にとどまろうとする。
2018年9月16日。平成の歌姫、安室奈美恵が引退しました。41歳。歌もダンスも全く衰えることなく、全盛期を維持したままの引退。そしてその後一切表に姿を見せない潔さ。引退した姿に、生きざまそのものが映し出されています。
だからこそ、5年たってもまだ人の記憶に残り続けています。その余韻はまだまだ覚めることはありません。
伝説ってこうやって作られるんだと考えさせられる生き方です。