いちばんすきな花。フジテレビのドラマ。

【12月8日 連続投稿1779日目】

 

久々にフジテレビのドラマを見ています。木曜夜10時放送中の「いちばんすきな花」

www.fujitv.co.jp

 

ストーリーは掲載しているホームページに譲ります。まとめると、「スローなテンポで人間関係について考察してくれる内容」です。4人の登場人物が出会う。その4人にはそれぞれ影響を与えた同一人物の女性がいた。しかし4人ともその人に対する印象が違う。その女性の過去、4人との関係性が徐々に明らかになっていきます。その女性が抱えている場面場面での心の悩み、葛藤を、田中麗奈がうまく表現しています。さすが女優さんです。

 

昨日の放送、こうした趣旨のセリフが出た時でした。「2人が好き。4人とも、その関係性でうまくいった。しかし5人で会うと、それは違った。4人対1人。」

 

これを聞いた時に、真っ先に思い出したのが平野啓一郎「私とは何か 分人主義のすすめ」でした。

 

それぞれ出会った時の人生的な背景や年齢、場面が違う。2人だけの関係性ができている。それが4人一緒に会うと違和感を感じる。こんな思いを抱えた田中麗奈演じる女性。

 

まさしく分人という言葉がぴったりの内容でした。