人を資本と考える

【2月1日 連続投稿2507日目】

昨日は「人的資本経営」をテーマにした、中小企業診断士の理論政策更新研修を受講してきました。講師は、組織人事支援の最前線で活躍されている平井彩子さん。

かつて「人はコスト」と見なされていましたが、今は「人は投資対象(資本)」という時代。この背景には、リーマンショックやコロナ禍を経て、多くの人が「会社のためだけに生きるのではなく、自分の人生をどう豊かにするか」を見つめ直したという大きな変遷があります。

研修の中で特に印象に残ったのは、数値化できない要素を無視してしまう「マクナマラ効果」への警鐘です。

目標(KPI)はAIでも作れますが、そこに「何のためにやるのか」という「目的」を吹き込めるのは人間にしかできません。そして、その「目的」を共有するために必要なのが、コーチング的な「対話」なのです。

「上司の顔色を見て仕事をする」組織から、「一つの目的のためにチームで動く」組織へ。

これは、私が掲げている「経営者の限界突破」というテーマとも深くリンクします。組織の風土を変えるのは、制度やツールの導入といった小手先のテクニックではありません。まずはトップが自分の言葉で「なぜやるのか」を語り、従業員一人ひとりと誠実に向き合う覚悟を持つこと。

「晴れている時に屋根を直さないと、雨が降ってからでは遅い」

経営が順調な時こそ、次なる進化のために「土壌」である組織風土を整えておく。診断士として、そしてコーチとして、改めてその重要性を噛み締めた一日でした。