わだちと人の役割からパラレルキャリアを考える。

【連続投稿447日目】


キャリアの語源をご存じですか?


もともとは、ラテン語の「carrus(車輪のついた乗り物)」であると言われており
その後はレールコースを意味するようになったそうです。つまり、車輪が通った跡のわだちですね。


「キャリアの語源はわだち。キャリアは仕事ではない。人生の軌跡なんですよ。そう考えたら、キャリア形成は一輪×一本道と考えることが不自然ですよね」


昨日お会いした方がこう話していました。


さらに続きます。


「誰もがパラレルな役割を担っている。夫、男性、友人、親、子供、趣味・・・
仕事だけがひとつである必要はない。」


この考え方は、目からうろこでした。


パラレルキャリアの重要性を理屈で訴えても、頭ではわかっていてもなかなか受け入れずらい。しかし、生きていると様々な役割を担っているのだから、仕事だけひとつに絞る必要は全くないし、むしろ不自然。


そう考えたら、一輪車だけの人生なんてありえないですよね。しかも一生ひとつのキャリア、つまり一輪車で走り続けるわけにもいかない。仮にひとつのキャリアで会社員人生を送っても、必ず定年がやってきます。


人それぞれの個性を生かして、様々なキャリアパスを進むことができる。それがパラレルキャリアです。
いくつものキャリアがスパイラルに絡み合って、人生が豊かになっていく。


わだちと役割。


このキーワードからパラレルキャリアを考えたら、納得感が増すのではないでしょうか。