出口治明さんの「人、本、旅」久々に生でお話を伺いました。

【連続投稿459日目】

 

「人間は学ばなければ賢くはならない。人間が賢くなる方法は、人、本、旅に尽きる」

 

APU学長の出口治明さんが常日頃口にしています。

 

本日久しぶりに、生で出口さんのお話を伺う機会を得ました。

 

本を読むことは、昔の人や遠くにいる人に教えてもらうこと。身近にいる家族、学校の先生からは教えてもらうことに限りがある。本を読むことで昔の人に会って「会話」することができる。

 

快適な場所(コンフォートゾーン)で学ぶには限界がある。そこで旅をすること。コンフォートゾーンから抜け出し、様々な環境や偶然、人との出会いなどの体験を通して、適応する。体験して適応することで思考が鍛えられる。

 

美味しい料理を因数分解すると、材料×調理力になる。では美味しい人生は?

知識(≒材料)×考える力(調理力)。

考える力は、旅をすることで鍛えられる。

 

ホモサピエンスは、20万年のうち、19万年旅をしてきた。そもそもが旅をする生き物。

旅をすることは、ホモサピエンスの本能。

 

と、終始「人、本、旅」の重要性を説いていました。

 

また、オンラインとリアルの話に及んだ時に、深い洞察を示していました。

 

オンラインとリアルの二項対立で物事を見るから考え方に制約が出てしまう。オンラインは今に始まったことではない。オンラインと言えども、結局はコンフォートゾーンではないか。オンラインだけの学びでは限界があるだろう。移動できない制約ほど人が苦しいものはない。うまく両立させていけばよい。

 

さすがは知の巨人だけあって、示唆に富む発言ばかりでした。

 

様々な場所に行って、多くの人から話を聞き、考えること、つまり3現ができる人とできない人。若いうちからこの習慣がついていれば、成長したらとてつもない差が生まれるでしょう。

ただ、今からでも旅、つまりいろいろな場所に行くことは可能です。

 

どんどん、旅に出ましょう!