経営者トランスフォーメーションが求められる時代

【連続投稿547日目】

 

今朝の日経新聞に興味深い記事が出ていました。

「DXは社長のためにある」

DXはデジタルトランスフォーメーションのことです。デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革することだけでなく、既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすものと一般的には定義されています。

 

経営者の意識を変革させるためにどうしたらよいか、提言しています。

 

コロナウイルスがきっかけとして在宅勤務の割合が増えてきました。しかし経営者はzoomの設定を秘書や部下に任せるため、自分でできる電話やメールと違いスピード感が遅いと感じている可能性があります。その一方zoomに親しんだ社員や取引先からは社長が一番置き去りになる可能性を指摘しています。

 

コロナ禍以前は、求心力と集中が経営要素でしたし、身近な存在でした。しかしwithコロナにおいては、遠心力と分散がキーワードになります。いずれ元に戻るだろうと考え自分自身が変わろうとしない経営者は、知らない間に外に置かれ、情報収集ができなくなってしまう。気づいたらこんな状態になりかねません。

 

記事では、ITリテラシーが高い若手と経営者がコラボレーションすることで、若手から刺激を受けることが提案されています。

 

また、時間軸の変化も求めています。社長在任時の結果にこだわるあまり中期計画を3-5年ごとに策定する日本企業は6割以上に上るそうです。

不確実性がますます高まる時代において、目先の計画を立て未達に終わるよりも、中期的なビジョン、存在意義を打ち出し会社のグランドデザインを示すことが求められています。

 

私はこれを「経営者トランスフォーメーション」と命名したいですね。経営者が革新的に変わる良いタイミング何だろうと思います。